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2009-08

ヨーロッパ放浪記15 スイス・ジュネーブ 編

続き。

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ついに想い出の国「モナコ」 から美しい自然の国、「スイス」へ。

列車の時間調節をミスしてしまい、ついたのは夜中の22時。

着いてそうそう感じた事は・・・・・「うわ。物価が高けぇ!」これは貧乏旅行の管理人には物質的にも精神的にもかなりのダメージを与えました。夜も遅く、今から安いユースホステルを捜すのは無謀に近い・・・・・かと言って今空いているホテルはどれも割高、、、、仕方ない、今夜は野宿しよう!!と心に決めてもはじめての国でいきなりの野宿はちょっと危険だ・・・・・と頭はめまぐるしくいろんな色の点滅信号を繰り返し、迷った挙句ついには思いきって、『割と高級チックなホテル』 へ・・・・・

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ヨーロッパ放浪記14 モナコ・新たなる出発 編

続き

モナコはカジノで有名な街です。

さすがにゲームは出来ませんでしたが、(そんなお金の余裕もないし(苦笑))その日の夜はカジノのバーで3人でお酒を飲むことが出来ました!!入り口でイカつい顔してにらみ付けるボーイも、ナデルがマネージャーの名前を出し招待して貰った事を告げると店内に案内してくれた。

まるで映画のワンシーンに紛れ込んだ、きったない格好の東洋人。

帰りも3人でよいちくれ、ふざけ合って興奮して、喚く2人。

そんな2人をニコニコしながら付いていく自分。

次の日にの昼にはユースのホテルで自慢げに話す2人。ホテルのみんなは興味津々で耳を傾ける。自分はニコニコしながら皆で買ったばかりのカメラで記念撮影。しかし・・・・・ようやく二人と仲良くなって、二人を介してホテルの住民とも仲良くなってきた所、「あぁ、もうここでしばらく過ごしたい。ここで得た友情を話したくないなぁ~」とはじめの思いはどこへやら(苦笑)身勝手なことを考えはじめた頃・・・・・・・・・・・そんな楽しい毎日も終わりを告げようとしていました。

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ヨーロッパ放浪記13 モナコ・ある日の出来事 編

続き。

結局、このストライキのお陰でモナコに6日間も拘束されました。

しかし「5泊同じホテル・同じ部屋」との、この閉鎖空間の共有と「ストライキ」という旅行者泣かせの異常事態の被害者感覚によって3人の距離は一気に縮まりました(苦笑)

初めは落ち込み、ベットに転がり福岡から持ってきたウォークマン(古い!!)を耳から話さなかった自分。

当時、日本で毎日のように聞いてた音楽は聴くたびに心を癒してくれましたが、、、、その反面、帰郷心がその都度襲ってきて正直やっかいなものでしたね・・・・・。また友達の中には 「ピンチの時に聞くべしっ!」 と本人直筆のラベルが貼ってあったカセットを餞別に渡してくれたヤツもいて。今回のモナコで早速、聞いてみたんですが・・・・・・中には渡してくれた友達のアカペラの 「負けないで(by ZARD)」 が永遠にリピートされて録音されていたり(爆)・・・・・・・これもはじめは一人で笑いを噛み殺しながら聞いていたんですが・・・・・・その内、管理人のホホを伝う一筋の涙に変わり(苦笑)・・・・・正直、勝てる要素のない、余計にピンチに追い込まれたカセットの内容でした。

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ヨーロッパ放浪記12 イタリア・ミラノ→ニース→モナコ公国 編

続き。

ニースの海岸に体操座りをして途方にくれる、小汚い日本人が一人・・・・・・

「・・・ない・・・カメラが・・・ない、、、そりゃぁないよね・・・・・もう半日以上経ってるやん・・・・・・」

もう、失意のドン底でした。

「これからカメラなしで生きて行けるのか、、、、自分?」

昨日、寝転がったであろうニースの砂場付近で、静かに海を眺める。そして失意のまま、日記を手に今の気持ちをムダに書き綴る。

「あぁ・・・時間が戻せるなら戻して欲しい。」

※原文を使用(笑)

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