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ジョゼと虎と魚たち

賛否両論あるとは思うけど、『ジョゼと虎と魚たち』。これは観て欲しい映画です。特に今の20代・30代の方には観て欲しい。好きな映画・・・・・といいつつ、2回しか観ていない。その内の一回は、、、、、実はこの記事を書こうと思った時、懐かしさのあまり先日、また観なおしました。好きなシーンを何度も繰り返し(笑)最初に観た衝撃が強すぎて二度と観ない映画だと思ってましたが、まさかここで何度も観なおすことになるとは。やっぱり20代で観るのと30代で観る感覚は違うなぁ・・・・・・もう7年前か・・・・・・当時は人に薦めまくった記憶があります。今の単純で分かりやすい恋愛ものストーリーではなく・・・・・何て言うか、未だに思い出せば考え込んでしまうストーリーだったからかなぁ・・・・・・。

以下はあらすじと自分の感想です。ネタばれなんで、まだ観てない人は観てから読んで下さいね。

※ 注意 
ただし、性的描写が生々しいので未成年との親子で観るのは危険です。4・5回は空気が確実に凍ります

好きなシーンはたくさんあります。昨夜、二回目を観て最初、好きだったシーンと変わっていた事に驚いた。・・・やっぱり20代の時と30代では感性が違うんでしょうね・・・・・好きな本と一緒か。読む度に味が変わる。この映画で心に残る事は、恒夫(妻夫木君)の若さからくる弱さと真っすぐさ、ジョゼ(池脇さん)の切なすぎる強さですね。今の映画やドラマに多い、お互いに都合のいい恋愛で終わらせることなく、すっごいリアリティのある、超現実的な若い二人のお話な訳です。言い換えればどこにでもあるような、誰もが一度はどこかで似たような経験した事あるような、、、、、ほろ苦い、、、、という言葉では表現しきれない、何か心を鋭く刺激される物語。

あらすじは簡単なんですが、大学生である恒夫と足に障害を持つジョゼの恋の、はじまりから終わりまで。

恒夫はどこにでもいるような自分の欲を純粋に満たそうとする・・・・まぁ言えばその歳の男の子らしい男の子。大学生活をエンジョイし、就職活動に追われつつマージャン屋の朝までのバイトに明け暮れる。ルックスとやさしさ(弱さ?)性格から女の子には不自由してないみたいです。・・・羨ましい、、、こんな大学ライフを送りたかった(笑)自分達の住んでいる町の中でも現実に一人は居そうな、「乳母車を引いた不気味なばあちゃん」 がマージャン屋で噂になるところから物語が始まります。そしてある朝、恒夫はそのおばあちゃんと遭遇します。

その乳母車に乗っていたのは・・・・・・実はそのおばあちゃんの孫娘であるジョゼでした。ジョゼは一緒に住んでいた祖母に 「壊れ者」「近所への体裁が悪い」 と言われる、散歩を唯一の楽しみにしている世間から隔離された足の悪い女の子。しかし、おばあちゃんが拾ってくる本で知識だけは頭にいっぱい詰め込んだ”プチ哲学者”でもありまして、表面上はえらく強情な強がりっ子・・・・・・でも中身は繊細で賢く、頭の良い女の子。

偶然にも縁が出来、次第に惹かれ合っていく二人。言っておきますが、”惹かれ合っていく” と言ってもそこらに転がってる恋愛小説のような出会いでもなく、不思議とすんなり心に入ってきます。最初の二人の出会いはある意味びっくりさせられますが、そう特別にドラマチックでもない。どこぞの国のドラマにありがちな無理な設定や必要以上の不幸、展開や駆け引きも何もない。若さのみで素直に寄り合っていく二人。そこにあるのは単なる二人の人間の ”個性” と ”男と女の自然な好奇心” ・・・・ここも妙にリアリティがあって好きです。現実の女慣れした、女性の扱いが上手な恒夫に対してジョゼは自分の生きる世界で自分の生き方をしっかり確立しつつ(これが心の”殻”になってるんですけどね。。。)、実は内心、恋や愛に強い憧れを持つ女の子。この布石がまた切ない・・・・・・二人を決定的に近付けた、ジョゼの 『帰れ。帰れって言われて帰るような奴ははよ帰れ!』・・・・一度は、「帰れ!」と恒夫に言って、本当に帰ろうとする恒夫の背中を叩きながら、服を掴んで言ったジョゼのこのセリフ・・・・・好きですね。

自分の一番好きなシーン・・・・それは物語の分岐点でもある、言葉からして福岡(多分?)に里帰りをする恒夫がジョゼを家族に紹介しようと法事に連れて帰るシーン。ジョゼにとっては生まれて初めての旅行だったんです。その途中にジョゼの希望だった水族館に行くシーン。・・・・・・・・水族館は、、、、、、、、、、、閉まっていました。ここからが本当の見どころです。

・・・楽しみにしていた水族館が閉まっていた事に逆切れするジョゼ。

・・・その時の恒夫の顔。

・・・車に乗り込み、トンネルの中を通る時、手の色が変わると驚いて話しかけるジョゼ。

・・・「あのね!運転してるんだからさ。」 と無愛想に答える恒夫。

トイレ休憩で、トイレまでジョゼをおぶっていく恒夫。その途中、「車椅子を買おうよ。」という恒夫の提案に、「いやや。あんたがおぶってくれたら済むがな。」 とひたすらわがままな返事をするジョゼ・・・・・・

ジョゼのトイレ中に恒夫は実家に先に戻っている弟に電話をします。

「仕事で帰れない。」と。・・・・・・あれ?実家に帰ってジョゼを紹介する筈だったのに・・・・・何で・・・・・?? その時に弟が、また微妙に違和感のある博多弁で恒夫にこう言います・・・・「にいちゃん、ひるんだと?」 そのセリフを聞いて恒夫は電話を切ります。そして、笑顔でトイレに入ってきたかと思ったら(ただの変態かと思ったら・・・・・)急に無言で抱きつくんです、ジョゼに。

恒夫はこの瞬間、先の嫌な予感を振り払いたかったんだと思います。

ここまでのドライブで、今までのジョゼと共に過ごした楽しく恋をしてた時間と共に、余りにもかけ離れた価値観を持つ者同士がこの先一緒に過ごす事の「現実」を感じた瞬間でもあったと思います。恒夫がここまでただ見て見ぬふりをしてたのか、恋の楽しさに先の不安がなかったのかは分かりませんが・・・・・自分は後者だと思います。それぐらいに恋とは魅力があって、それに溺れるには恒夫は十分に若い。それを意図も簡単に弟に指摘され、改めて自覚してしまったんじゃないかと。逃げたいと恐怖を感じると同時に離したくないという恋心・・・・・あぁ~・・・・・・何か分かる。すごく分かるよ恒夫。。。。。。。

抱きつかれた瞬間、ジョゼはこの先の二人がどうなるかを悟ったんだと思います。

ジョゼは頭の良い子です。何気ない二人の会話やドライブ中でのやり取りの中で、、、、、いぇ、ジョゼは本当の意味での強さがあり分別があり、、、、、何よりも恒夫を本気で愛してたんでしょうね。本気で愛してたからそこ、自分の気持ちを押しつけ、全力でぶつける事もせず現実を真正面から毅然と受け止める力を持っていたジョゼ。ドライブに出発する時に、ジョゼの幼馴染に車を借りるシーンがありますがその時もこう答えています。「結婚?アホか。あるわけないがな、そんな事。」 ジョゼが本当に結婚はないと感じていたのかは分かりませんが、普通なら好きな人とは一生一緒に居たいと思うのが自然だと思います。気丈に健気な自分の気持ちを本当の意味で貫き通したジョゼ・・・・・あ~切ないわ、、、、、、、、

結局、ジョゼの我ままで海に行くことになります。(海で撮った記念写真の二人の顔の違いが切なすぎますって・・・・・・・)その時のジョゼはすでに別れる覚悟は出来てたんでしょうね。

それはその帰りに泊まった、ラブホテルの中で寝ている恒夫を相手にジョゼが淡々と自分の気持ちを述べる内容から伺えます。

「別に寂しくはない。だって初めから何もないねんもん。 ただ、ゆっくりゆっくり時間が過ぎていくだけや。 ウチはもう二度と、あの場所には戻られへんのやろ・・・・・・いつかあんたがおらん様んなったら、迷子の貝殻みたいにひとりぼっちで海の底をコロコロコロコロ転がり続けることになるんやろ・・・・・・・・・・・・・・・・・・でもまぁ、それもまた良しや。」

・・・・そしてそれに続くラストシーン、、、、、必見です。

かなり熱を入れて書き込み過ぎたんですが、心配ご無用。

正直、すべてのシーンが好きなんでまだまだこんなものじゃありません。これでも映画の楽しさの1/5程度です。キーワードは 「カナイハルキ」、一番好きな登場人物はジョゼの幼馴染です(笑)この映画を観て、はじめて人を愛する強さと悲しさを違った方面から実感できたのかなぁ~と感じています。それまでの自分は恒夫と同じ弱さを持ってたんでズシーーーン・・・・・とハンマーで殴られたような衝撃を食らいました。だから多分、二回目は観れなかったんだと思う。今はその弱さを克服してるのか知らないけどこの映画を観てもう一度泣くには歳を取り過ぎたらしい(苦笑)

恒夫の若さから来る、未熟さと素直さ。その未熟さと素直さで殻を破れたジョゼ。

決して健常者と障害者の差からくるお涙頂戴の映画ではありません。

二人が健常者だったとしても・・・・きっとこの二人には終わりが来てたはず。

取り巻く人間模様とラストシーンでの二人の姿。

人間は強いようで弱いようで逞しく、愛は切なくて美しいものだと実感できます。

あぁ・・・・過ぎ去った理想の純愛を求めて韓流を追いかけたり、自己の中心で愛を叫んでいる人達に少しでもジョゼの気高さや人生を真正面から向き合える勇敢さがあればね・・・・・・って、いぇ冗談ですって。

『ジョゼと虎と魚たち 予告』
http://www.youtube.com/watch?v=g-zrgKAQnQg

『 ジョゼと虎と魚たち 特報』
http://www.youtube.com/watch?v=zwOq7p9×4JA&feature=related

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コメント:10

阿弥 10-08-08 (日) 23:35

あ~…何度か観ようかと手に取っては棚に戻した作品です(苦笑)
確か 犬童さんが監督だったよな…

なんか 観るのに 踏ん切りつかない作品ってのも
何ですね…
観る側次第なんですけど。

とか なんとか ボヤッキー(笑)

シルク 10-08-10 (火) 5:10

私が見たのは5、6年前くらいだったかな、7年前かな、、だいぶ忘れているシーンもありますが・・・村で伏字にした感想は・・・
ラストシーンがとてもよかった。。。
ジョゼの強さと恒夫の弱さの絡み合いに引き込まれました。
何気なくビデオ屋で手に取った作品でしたが、本当によかったです~
また見たいけど、子供が夏休み中なのでいつ見られるかな(笑)

ろみ。 10-08-10 (火) 8:29

恒夫は好きになった人が、あしが悪かったというだけで、周りに「偉いねぇ。」と言われたり「両親は喜ぶよ。」と言われたり戸惑ったと思います。
お互い好きだから一緒にいる・・・それだけでは済まない事を。彼女を守り続けられるかとか・・・色々考えてしまって、逃げ出してしまったのかもしれませんね。
ジョゼはそうなる事を知っていたのでしょうか・・・
私だったら「それもまた良しや。」と、言えるのだろうかと考えました。
好きなシーン同じでした(笑)。
逃げ出してしまう恒夫の気持ちも分からなくはないのですが、私はやっぱりジョゼ目線で観てしまいます。好きだから一緒にいるのじゃダメなのか・・・。車の中での事も、おぶって欲しかった事も単なる愛情表現だったのかもしれません。(初めての好きな人なのですから、不器用なのは当然。)
最後のジョゼの料理を作る後ろ姿は、強すぎて本当に切なくなりました。

ぴよりえ 10-08-11 (水) 1:50

当時、単館上映だったと思いますが
映画館でジョゼと虎~~見ました。

村雲さんのこのレビューを見て当時を思い出しました。
見てよかったって思った気持ちと
生々しさがザラザラと残った事を覚えています。

この前後の自分自身の出来事も
なぜだか鮮明に思い出してしまいました(笑)
若さとはなんと素晴らしい(青い)。

また近いうちに見たくなりました。
いいキッカケをありがとうございます^^

管理人 10-08-13 (金) 1:29

阿弥さん
ぜひぜひ、次はそのパッケージを握りしめて会計まで足を運んで財布を開いて下さい。絶対に観て損はしない作品ですっ!

シルクさん
あ~最後、ですかね。最高に良かったですよね(泣)あの終わり方以上の終わり方が見つからない。。。。。

ろみ。さん
「好きだから一緒にいるのじゃダメなのか・・・。」・・・良い、ダメだじゃなく、愛情表現で不器用に甘える中でジョゼは気づいたんじゃないですかね。恒夫ではこの先の責任が重すぎる、またそんな思いもさせたくないって。これがジョゼの強さです・・・恒夫に対しての愛の強さかな??いつまでも一緒に居たいという気持ちが一番強かったのはジョゼだった筈。サガンの本を読んで、頭で男と女を理解しているジョゼとはじめての恋に不安と期待でいっぱいのジョゼが存在しているのも魅力的です。

ぴよりえさん
「生々しさがザラザラ」・・・・・この表現、上手いっ!!そうそう、こんな感じ。恋愛って、ただ楽しい。別れたらただ悲しい。だけじゃないよ~って事を今の若い人に知って欲しい。そういう意味では最近の映画やTVでは味わえない感覚な訳です。

とり 10-08-27 (金) 22:27

やっと観れました。
確かに子供とは観れないや(笑)。
本当にザラザラと、なめられたような気分です。
でも好きな映画です。

描写一つが生々しくて(初めて触れた手を恒夫が離さないで撫でるとか、裸のジョゼを見て恒夫が 泣きそうだ と呟くとことか…多々)感嘆したというかなんというか…。恋の描きかたが上手い!!
恋ってこんなだ。

おばあちゃんが亡くなって、久々に来た恒夫に帰れ!というシーン。
もう来るな、彼女もいる、自分は壊れ者、…と一度は恒夫から離れたのに、もうどうしようもなくなって、決死の想いで言葉とは裏腹にすがるジョゼ。
あ~心臓が痛い。
…そしてそれを受け入れた恒夫。
二人の想いはここから違う気がする。

ジョゼは、上野樹里さん(役名忘れた)に、恒夫君はそんなにご立派な人間じゃないと言われたときから、いつか別れを薄々と感じてたんじゃないのかな……?
一年たって、ゆっくり恒夫は重さに気がついて、ジョゼはそれを知っていて。

誰が悪いとかはなくて、一つの恋愛が始まって終わるのはこういうことなんでしょう。
よくある恋愛なのかもしれません。でもこんな溺れるような恋は一生に何度もないだろう。

若くない私は(苦笑)泣けなかったけど、何かうらやましいかった。若いって素晴らしい(笑)。

ジョゼは強く変わらず、恒夫との日々を胸に今日も生きてると思います。叶わなくてもずっと愛してるんだと思う。
最後のジョゼの後ろ姿は心に残ります。凛と美しい。
え~本当に長々長々と綴るくらい、なんだか心に残る映画でした。
ありがとうございました_(_^_)_。

りょう 11-01-29 (土) 22:26

こんばんは
久しぶりにお邪魔させてもらい「ジョゼ~」の記事を見つけ、嬉しくなって初めてのコメントをしてみました。今ごろ、すみません(汗)

当時、映画館でジョゼと出会い、彼女に会いたくてもう一度足を運んだことを思い出しました。とっても懐かしい・・・。それ以来見ていないので、細かなことはあまり覚えていません。でも、好きな映画を聞かれると、今でもこの映画が浮かびます。

ジョゼと恒夫のありふれた普通の恋なのだけど、自分の中にある何かを強く刺激されました。心のなかにある、思い出の箱の扉をこじ開けられるような・・・。言葉にするのが難しいのですが。

たしか、最初のシーンが恒夫の回想のセリフで始まるため、見ている間中、別れの予感が漂い、切なくて・・・、でも、だからこそ、ひとつひとつの場面がキラキラと輝いて見えたように思います。

ラブホテルでジョゼが恒夫に語りかけるシーン。
当時、あぁ、私のなかにもジョゼがいるなぁと感じて、ジョゼの気持ちが痛くてたまらなかった。
そして、最後のジョゼの後ろ姿。ジョゼの凛とした強さが欲しいな、と思っていました。

レンタル屋さんで見かける度に、手には取るものの、借りられず・・・。大切にしているからこそ、それが壊れるのが怖いような気もして。
だけど、久しぶりに心の底から、またジョゼと恒夫に会いたいなと思いました。
早速、借りに行こうと思います。

あれから7、8年。
あの頃と同じように感じるのかな? 変わっているのかな? 
それが楽しみでもあり、ちょっぴり怖い気持ちもします。
でも、久しぶりにこの映画と私をつなげて下さって、ありがとうございます。

ところで、ブログお休みになったんですね。
残念です。でも意味があることなんですよね。
3年間、お疲れ様でした。
またいつかお会いしてお話できたらな、と思います。

ゲスト 13-02-18 (月) 11:04

女性54歳 既婚 会社員
はじめは深夜の放送で、見ました。妻夫木くんが見たくて、内容など全く知らなくて、昼間録画したのを。よかった、とにかく。その後、心が欲しるがまま何度も何度も。人には進めません。ひっそりみたい作品です。
私の兄は身障者で多分、66歳くらいの今も甘ったれで、親族が支えている。本人は多分、自覚はあんまりないのかな。ってことを久しぶりに思い出しました。それは余録。

ゲスト 13-03-18 (月) 0:47

たしかお正月の深夜に
どんな映画なのかもまったく予備知識が
ないまま観ました。

どんどん映画の持つ不思議な世界観に
引き込まれ食い入るように観てしまいました。

そしてラスト…泣きました。
恒夫にもジョゼにもおもいっきり感情移入
してしまい嗚咽。

当時わたしも不倫していて
でもわたしにとっては一生に一度の
大恋愛。彼もそうだった。
だけど、現実は子供が病気だったり
買ったばかりの家を捨ててわたしを
選べるはずもなく
いつも心のどこかでいつかお別れする日が
くる事を感じていました。

そんな状況で
ひとりぼっちの正月に観たものだから
もう切なくて切なくて。

案の定彼は家族の元に泣きながら
戻っていってしまいました。
本当にジョゼになったわたし…。

が、なんと、あれから何年??
あの時のかれは結局すったもんだで
離婚して、わたしも誰とも付き合わず、
寄りを戻して結婚しました!!

ジョゼも今はどこかで
幸せになってるといいな…。

らま 13-06-18 (火) 22:51

初めてこの映画を観たのは大学の時で、まだ恋愛を知らない時期でした。その時は「ブッキー(恒夫:妻夫木聡)の恋愛遍歴見せられただけの映画。軽いサイテー男だな。」と思って二度と観ないと思ったのですが。
私自身も恋愛を経験し、別れを経験して、たまたま数年後に見たときにほんとに驚きました!!こんなに深い映画だったのか、と。
管理人さんの感想を読ませて頂いて、たくさん共感しました。
私は水族館のラブホテルでひとりごとのようにジョゼが語るところが非常に好きです。
最後の結末も初めて見たときは腹立たしかったのですが、二回目見たときには恒夫の決めた選択も許せるというか受け入れられるというか理解できました。
初めて見たときの私は若かったんだなーと思います(笑)
経験するたびに見方が変わる映画や本は本当に素晴らしいですよね!!

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